永遠のゼロ [読書]
中学生や高校生がこの本を読んで、
巻末にあった文献、『大空のサムライ』
そういった本に興味を持つようになるといいなぁと思いました。
とても読みやすいし、
有名な零戦搭乗員を知ることができ、その技量にうっとりしたり。
ただ・・ひとりでいる時に読んだほうがいいです。
泣いちゃうと思う。
ちなみに私、
子供の頃から、父の書棚に並んでた海軍の本、わりと読んでて
(父さん海軍マニア。実家の応接間にはプラモデル聯合艦隊が)
「あ、知ってる。この零乗り知ってる。写真もみたことある」
―と、こんな感じですらすら読み進めることができました。
なので、なんといえばよいか・・
ある程度、こういうお話に私、免疫があったほう・・と、思うんです。
なのに、泣いてしまいました。
以下、感想。
文庫カバーから。
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」
そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。
終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。
天才だが臆病者。
想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。
記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
祖父と縁のあった人たちに話を聞きながら、当時を回想・・といったふうに
物語は進んでいきます。
その過程において少しずつ見えてくる祖父の人となり。
特に、ラバウル航空隊のところは、私の場合、妙に懐かしくて←
久しぶりに『大空のサムライ』読もうかなって気持ちになりました。
搭乗員たちの息遣いのようなものが読み取れて、面白かった記憶がある。
敵機との遭遇、「どっちがやられるか」な状況なんだけど、
どこかでお互いに敬い合ってたりね。
零式艦上戦闘機 21型、52型・・
ネタバレになってしまうので、もうあんまり書けないな;
『影法師』の原点は、ここにあったのかぁと、素直に思いました。
(『影法師』を先に読んだので・・。)
百田尚樹さんが描きたいもの、私はとても好きです。
「俺が俺が」「私が私が」ではないんだよね。
戦争、特攻についても。
戦争の悲惨さだとか、特攻の・・とか、安易に語る人、私、嫌い。
作中では、高山っていう、たぶんあの新聞社の記者。
高山、嫌い。大嫌い。
あの大戦を生きた人たちは、そんなに遠い時代の人ではけっしてないのに、
何か遠い、異世界の人みたいに、高山は言うんだけど(すべて時代のせいにして)
それってズレてるよなぁと。
だって、、読んだ本が一緒だったりするんだもの。
カレーライスも、虎屋の羊羹も好きだったり。
―て、これもズレてる?w
や、でも、そういう共通点知ると私なんか、きゅっとなっちゃうよ。
同じ歌、同じ景色。。
新聞記者・高山は言う。
「洗脳されてたんだよ。彼らはみんなテロリストと同じさ」
・・ふざけんなよ高山。
こういう考えの人、ほんと嫌い。
今の価値観で、すべてわかったような顔で、戦争や特攻を語るな!と思う。
戦後、特攻で散華した人のことを犬死だと嘲笑した人たちがいます。
おそらくそういう人たちの教えを受けた人が今、えらそうにテレビなどに出て
今度は政治についてとか、人権をとか、言ってるんだと思います。
追記:
「背中の静ちゃん」読んでほしいです。
巻末にあった文献、『大空のサムライ』
そういった本に興味を持つようになるといいなぁと思いました。
とても読みやすいし、
有名な零戦搭乗員を知ることができ、その技量にうっとりしたり。
ただ・・ひとりでいる時に読んだほうがいいです。
泣いちゃうと思う。
ちなみに私、
子供の頃から、父の書棚に並んでた海軍の本、わりと読んでて
(父さん海軍マニア。実家の応接間にはプラモデル聯合艦隊が)
「あ、知ってる。この零乗り知ってる。写真もみたことある」
―と、こんな感じですらすら読み進めることができました。
なので、なんといえばよいか・・
ある程度、こういうお話に私、免疫があったほう・・と、思うんです。
なのに、泣いてしまいました。
以下、感想。
文庫カバーから。
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」
そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。
終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。
天才だが臆病者。
想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。
記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
祖父と縁のあった人たちに話を聞きながら、当時を回想・・といったふうに
物語は進んでいきます。
その過程において少しずつ見えてくる祖父の人となり。
特に、ラバウル航空隊のところは、私の場合、妙に懐かしくて←
久しぶりに『大空のサムライ』読もうかなって気持ちになりました。
搭乗員たちの息遣いのようなものが読み取れて、面白かった記憶がある。
敵機との遭遇、「どっちがやられるか」な状況なんだけど、
どこかでお互いに敬い合ってたりね。
零式艦上戦闘機 21型、52型・・
ネタバレになってしまうので、もうあんまり書けないな;
『影法師』の原点は、ここにあったのかぁと、素直に思いました。
(『影法師』を先に読んだので・・。)
百田尚樹さんが描きたいもの、私はとても好きです。
「俺が俺が」「私が私が」ではないんだよね。
戦争、特攻についても。
戦争の悲惨さだとか、特攻の・・とか、安易に語る人、私、嫌い。
作中では、高山っていう、たぶんあの新聞社の記者。
高山、嫌い。大嫌い。
あの大戦を生きた人たちは、そんなに遠い時代の人ではけっしてないのに、
何か遠い、異世界の人みたいに、高山は言うんだけど(すべて時代のせいにして)
それってズレてるよなぁと。
だって、、読んだ本が一緒だったりするんだもの。
カレーライスも、虎屋の羊羹も好きだったり。
―て、これもズレてる?w
や、でも、そういう共通点知ると私なんか、きゅっとなっちゃうよ。
同じ歌、同じ景色。。
新聞記者・高山は言う。
「洗脳されてたんだよ。彼らはみんなテロリストと同じさ」
・・ふざけんなよ高山。
こういう考えの人、ほんと嫌い。
今の価値観で、すべてわかったような顔で、戦争や特攻を語るな!と思う。
戦後、特攻で散華した人のことを犬死だと嘲笑した人たちがいます。
おそらくそういう人たちの教えを受けた人が今、えらそうにテレビなどに出て
今度は政治についてとか、人権をとか、言ってるんだと思います。
追記:
「背中の静ちゃん」読んでほしいです。
タグ:百田尚樹
2013-01-17 14:25